DAAsによるC型肝炎治療

C型肝炎治療薬の選択肢・費用は?

ここ数年、直接作用型抗ウイルス薬(DAAs)の登場により、C型肝炎の治療は大きく変化しました。

現在インターフェロン(INF)を使わない「インターフェロンフリー療法」で使われている主な薬剤は以下の通り。
※2016.9 ヴィキラックスはリバビリン併用にてセログループ2に対しても適応追加。
2017.2 ジメンシー新規薬価収載 セログループ1に対してスンベプラ+ダクルインザより


各薬剤の成分

 ヴィキラックス:パリタプレビル+オムビタスビル+リトナビル
 ハーボニー  :ソホスブビル+レジパスビル
 エレルサ       :エルバスビル
 グラジナ        :グラゾプレビル
 スンベプラ     :アスナプレビル
 ダクルインザ  :ダクラタスビル
 ソバルディ     :ソホスブビル
 ジメンシー  :アスナプレビル+ダクラスビル+ベクラブビル

セログループ(血清型

C型肝炎ウイルス(HCV)が産生するタンパク質に対する抗体反応で1,2に分類される。

セログループ1はジェノタイプの1a・1bに、セログループ2はジェノタイプ2a・2bに対応する。

セログループの検査は保険適応あり。(まれに判定不明あり→ジェノタイプを検査する)


ジェノタイプ(遺伝子型)

HCVの核酸配列によって分類する。
ジェノタイプは1a、1b、2a、2bの4つに分類される。

直接作用型抗ウイルス薬

ウイルスが増殖するために必要なタンパク質をコードするゲノムを直接阻害する。

作用部位により以下の種類がある。
NS3/4(プロテアーゼ)阻害    :パリタプレビル、アスナプレビル、グラゾプレビル

NS5A(複製複合体形成)阻害:オムビタスビル、レズパスビル、ダクラタスビル、エルバスビル

NS5B(RNAポリメラーゼ)阻害:ソホスブビル


上記はインターフェロンフリーのみを取り上げたが、ガイドラインにはインターフェロン療法も選択肢とされている。

ただし、インターフェロンは副作用発現が多く、また、注射剤しかないので経口剤のみで治療できるインターフェロンフリー療法が広まっていくと思われる。

また、初回、再燃、その他それぞれの薬剤に奏効しなかった場合などでも治療法は変わる。


インターフェロン療法

DDAsの登場により奏効率は90%以上となっている。

全身倦怠感・発熱・頭痛・関節痛 などのインフルエンザ様症状が60%~95%の患者に認められる。

その他代表的は副作用としてうつ症状がある。


医療費

よく薬価を比較しているが、助成制度があるため患者自己負担は収入により1万円or2万円のどちらか。なので比較する必要はあまりないと思われる(日本の医療費を考えなければ)

各都道府県によって申請方法、助成期間が多少異なる場合があるため詳しくは各都道府県担当にお問い合わせ下さい。



 2017/01/24

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