アレルギー検査のクラスは何を意味する?
数値が高くなればなるほど、アレルギー反応が強いということになりますが、どのくらいだとその食品を食べることができないのでしょうか?
通常、クラスが高ければアレルギー反応を起こす可能性が高く、反応性(重篤性)も高くなるのが一般的です。
ただし、クラスが高くてもアレルギー反応が起こらない場合もあります。
その逆に、クラスが低くても絶対反応を起こさないというわけでもありません。
抗体検査はあくまで診断の参考であり、経口負荷試験と比べると信頼性は劣ります。
最終的な判断は経口負荷試験や臨床症状(実際にどうなったか)を参考に、医師とちゃんと話し合う必要があります。
以下はある程度の参考として。
アレルギー検査のクラス
アレルギー検査のクラスはその抗体価(アレルギー反応を起こすIgEがどのくらい存在しているか)によって決まる。
クラス0
抗体価:0.34(UA/ml)以下
陰性であり、その食物(アレルゲン)を摂取しても問題なし。
要は普通の人です。
クラス1
抗体価:0.35~0.7(UA/ml)未満
疑陰性であり、その食物を摂取しても問題なし。
アレルギー症状が出る可能性はクラス0と同じくらい。ほぼ起こらない。
クラス2,3,4,5,6
抗体価
クラス2 : 0.7~3.5(UA/ml)未満
クラス3 : 3.5~17.5(UA/ml)未満
クラス4 : 17.5~50(UA/ml)未満
クラス5 : 50~100(UA/ml)未満
クラス6 : 100(UA/ml)以上
クラス2~6において、それぞれどの程度発症するか明確な数字を示すのは難しい。
実際にその食物を摂取した場合に反応が起こる確率(経口負荷試験)と抗体検査での陽性率(クラス2以上)になった人の確率を比較した研究がある。
平成22年度厚生労働科学研究班報告書 参考
卵:抗体検査82% 経口負荷62% (調べた人数≒930)
牛乳:抗体検査82% 経口負荷57% (調べた人数≒850~940)
小麦:抗体検査83% 経口負荷40% (調べた人数≒350)
大豆:抗体検査75% 経口負荷22% (調べた人数≒150)
これを見ると、クラス2以上でも実際半分以上の人は食べても反応が出なかったことになります。
ただ、クラスの内訳の詳細が記載されていなかったため、どのクラスでどの程度出るのかわかりませんでした。
クラス別の経口負荷陽性率がわかりましたら更新したいと思います。
小児の食物アレルギーは治る?
乳幼児の卵、乳製品、小麦に対するアレルギーは3歳までの50%、小学校入学までに80%以上が治るといわれています。
ただし、小学校~成人にかけて発症することが多いエビ・カニ、ソバ、ピーナッツ、果物、魚は耐性獲得が遅いといわれています。