ボノテオ1㎎と50㎎の違いは?

ボノテオをわざわざ1㎎にして毎日飲む理由は?


最近はほとんどウィークリー製剤やマンスリー製剤しかみないが、たまにボノテオ1㎎の処方を見ることがある。

忘れないために毎日のほうがいいという理由はあるかもしれないが、起床時、水、その後30分飲食禁止を毎日と考えると大変そう。

なぜわざわざ1㎎錠を使うのでしょうか?


ボノテオ1㎎と50㎎の有効性

ボノテオ50㎎はボノテオ1㎎との非劣勢が証明されている。※1


ボノテオ50㎎は4週に1回なので、ボノテオ1㎎×28日≒30㎎くらいで同等になりそうですが、30㎎だとボノテオ1㎎に劣る
※ただし、大腿骨骨密度に関しては1㎎、30㎎、50㎎で差なし。

ということで50㎎にしているので、その分副作用とかでやすいのでしょうか?



副作用の比較

副作用の発現率は以下の通りで、ボノテオ1㎎、30㎎、50㎎で有害事象、副作用の発生状況はほぼ同等であり、用量依存性は見られなかったとされている※1

ボノテオ 1㎎:12.9%(233例中)
ボノテオ30㎎:14.0%(229例中)
ボノテオ50㎎:13.2%(228例中)

こうなると1㎎を使う理由は飲み忘れ防止以外思いつきません…



まとめ

50㎎と1㎎で有効性に差なし

副作用発現頻度も差なし

毎日飲んだほうが忘れないか、空腹時の縛りが4週間に1回で済むほうがいいか 良いほうを

 2018年1月23日

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