ヘパリン類似物質のスプレーと泡状スプレーの一般名処方について どちらも一般名は【般】ヘパリン類似物質スプレー0.3%?
以下の処方の際、患者さんから「泡タイプでお願いします」とお話がありました。
【般】ヘパリン類似物質スプレー0.3% 100g
スプレーで処方が来ているので、外用スプレーでないとダメなのでは?と思い、薬価基準収載医薬品コードと一般名マスタを確認してみました。
※一般名と商品名の確認方法はこちら
ビーソフテンクリームの一般名は? 一般名と商品名の紐づけ
ヘパリン類似物質には軟膏、クリーム、ローション、スプレー、泡スプレー等様々な剤型がある。 ・・・
【般】ヘパリン類似物質スプレー0.3% の一般名コード
厚労省の一般名処方マスタでは、
外用薬 3339950R1ZZZ 【般】ヘパリン類似物質スプレー0.3% ヘパリン類似物質 1g 加算1,2 13.20
となっている。
なので、3339950R1ZZZ の最初の9桁「3339950R1」が該当する商品となる。
ヘパリン類似物質外用スプレー、外用泡状スプレーの薬価基準収載コード
薬価基準収載コードを確認すると、以下のようになっている。
外用スプレーも外用泡状スプレーも上9桁は「3339950R1」となっており、一般名処方マスタの【般】ヘパリン類似物質スプレー0.3%に該当することが分かる。
ということで、どちらも一般名は同じであり、一般名処方できた場合はどちらでも調剤できることになる。
一般名処方マスタをみると、ヘパリン類似物質に関しては軟膏、クリーム、外用液、スプレー、ゲルはあるが、泡状というものはない。
ロキソプロフェンナトリウムテープの温感、非温感も同じようなものなのかと調べると、こちらは別々の一般名コードとなっているので、非温感で処方がきているものを温感に変えるのはダメそう。
ややこしいですね・・・
まとめ
ヘパリン類似物質の外用スプレー、外用泡状スプレーの一般名はどちらも
【般】ヘパリン類似物質スプレー0.3%
なので、一般名処方できたらどちらでも調剤可能