薬剤服用歴管理指導料

薬剤服薬管理指導料 (令和2年調剤報酬改定)


R2年度調剤報酬改定(赤字下線分が変更点)

厚労省説明資料より


概要

告示:調剤報酬点数表 別表第三

区分10 薬剤服用歴管理指導料

1 原則3月以内に再度処方箋を持参した患者に対して行った場合:43点
2 1の患者以外の患者に対して行った場合:57点
3 特別養護老人ホームに入所している患者に訪問して行った場合:43点
 情報通信機器を用いた服薬指導を行った場合:43点
※注13 手帳の活用実勢が認められない場合:13

管理指導料及び管理指導料対する加算
注1:手帳持参有無による点数の違いおよびやること
注2:特養に関する点数およびやること
注3:オンライン服薬指導でやること
注4:麻薬管理指導加算:100点
注5:重複投与・相互作用等防止加算:30点、40点
注6:特定薬剤管理指導料1:10点
注7:特定薬剤管理指導料2:100点
注8:乳幼児服薬指導加算:12点
注9:吸入薬指導加算:30点
注10:調剤後服薬指導加算:30点
注11:在宅算定患者への併算定について
注12:交通費等に関して

詳細

告示:調剤報酬点数表 別表第三

区分 10 薬剤服用歴管理指導料
1 原則3月以内に再度処方箋を持参した患者に対して行った場合43点
2 1の患者以外の患者に対して行った場合57点
3 特別養護老人ホームに入所している患者に訪問して行った場合43点
4 情報通信機器を用いた服薬指導を行った場合43点

注1 1及び2については、患者に対して、次に掲げる指導等の全てを行った場合に 、処方箋受付1回につき所定点数を算定する。ただし、1の患者であって手帳を持参していないものに対して、次に掲げる指導等の全てを行った場合は、2により算定する。

  イ 患者ごとに作成された薬剤服用歴に基づき、投薬に係る薬剤の名称、用法、 用量、効能、効果、副作用及び相互作用に関する主な情報を文書又はこれに準 ずるもの(以下この表において「薬剤情報提供文書」という。)により患者に提供し、薬剤の服用に関して基本的な説明を行うこと。

  ロ 処方された薬剤について、直接患者又はその家族等から服薬状況等の情報を 収集して薬剤服用歴に記録し、これに基づき薬剤の服用等に関して必要な指導を行うこと。

 ハ 手帳を用いる場合は、調剤日、投薬に係る薬剤の名称、用法、用量その他服用に際して注意すべき事項を手帳に記載すること。

 ニ 患者ごとに作成された薬剤服用歴や、患者又はその家族等からの情報により 、これまでに投薬された薬剤のうち服薬していないものの有無の確認を行うこと。

 ホ 薬剤情報提供文書により、投薬に係る薬剤に対する後発医薬品に関する情報 (後発医薬品の有無及び価格に関する情報を含む。)を患者に提供すること。


注2 3については、保険薬剤師が老人福祉法第20条の5に規定する特別養護老人ホ ームを訪問し、服薬状況等を把握した上で、必要に応じて当該施設職員と協力し 、次に掲げる指導等の全てを行った場合に、処方箋受付1回につき所定点数を算定する。

 イ 患者ごとに作成された薬剤服用歴に基づき、薬剤情報提供文書により患者又 は現に薬剤を管理している者(以下この区分番号において「患者等」という。 )に提供し、薬剤の服用に関して基本的な説明を行うこと。

 ロ 処方された薬剤について、患者等から服薬状況等の情報を収集して薬剤服用 歴に記録し、これに基づき薬剤の服用等に関して必要な指導を行うこと。

 ハ 手帳を用いる場合は、調剤日、投薬に係る薬剤の名称、用法、用量その他服 用に際して注意すべき事項を手帳に記載すること。

 ニ 患者ごとに作成された薬剤服用歴や、患者等からの情報により、これまでに 投薬された薬剤のうち服薬していないものの有無の確認を行うこと。

 ホ 必要に応じて薬剤情報提供文書により、投薬に係る薬剤に対する後発医薬品 に関する情報(後発医薬品の有無及び価格に関する情報を含む。)を患者に提 供すること。


注3 4については、別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険薬局において、別表第一医科診療報酬点数表(以下「医科点数表」という。)の区分番号A003に掲げるオンライン診療料に規定する情報通信機器を用いた診療の実施に伴い、処方箋が交付された患者であって、別に厚生労働大臣が定めるものに対して、当該処方箋受付において、情報通 信機器を用いた服薬指導を行った場合に、月1回に限り所定点数を算定する。この場合において、注4から注10までに規定する加算は算定できない

注4 麻薬を調剤した場合であって、麻薬の服用に関し、その服用及び保管の状況、 副作用の有無等について患者に確認し、必要な薬学的管理及び指導を行ったときは、22点を所定点数に加算する。

注5 薬剤服用歴に基づき、重複投薬、相互作用の防止等の目的で、処方医に対して照会を行い、処方に変更が行われた場合は、重複投薬・相互作用等防止加算とし て、次に掲げる点数をそれぞれ所定点数に加算する。
 イ 残薬調整に係るもの以外の場合40点
 ロ 残薬調整に係るものの場合30点

注6 特に安全管理が必要な医薬品として別に厚生労働大臣が定めるものを調剤した 場合であって、当該医薬品の服用に関し、その服用状況、副作用の有無等につい て患者に確認し、必要な薬学的管理及び指導を行ったときには、特定薬剤管理指導加算1として、10点を所定点数に加算する。

注7 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険薬局において、別に厚生労働大臣が定める患者に対して、当該患 者の副作用の発現状況、治療計画等を文書により確認し、必要な薬学的管理及び 指導を行った上で、当該患者の同意を得て、悪性腫瘍の治療に係る薬剤の投薬又 は注射に関し、電話等により、その服用状況、副作用の有無等について患者に確 認し、保険医療機関に必要な情報を文書により提供した場合には、特定薬剤管理 指導加算2として、月1回に限り100点を所定点数に加算する。この場合におい て、区分番号15の5に掲げる服薬情報等提供料は算定できない。

注8 6歳未満の乳幼児に係る調剤に際して必要な情報等を直接患者又はその家族等 に確認した上で、患者又はその家族等に対し、服用に関して必要な指導を行い、 かつ、当該指導の内容等を手帳に記載した場合には、乳幼児服薬指導加算として 、12点を所定点数に加算する。

注9 喘息又は慢性閉塞性肺疾患の患者であって、吸入薬の投薬が行われているものに対して、当該患者若しくはその家族等又は保険医療機関の求めに応じて、当該患者の同意を得た上で、文書及び練習用吸入器等を用いて、必要な薬学的管理及び指導を行うとともに、保険医療機関に必要な情報を文書により提供した場合には、吸入薬指導加算として、3月に1回に限り30点を所定点数に加算する。この場合において、区分番号15の5に掲げる服薬情報等提供料は算定できない

注10 区分番号00に掲げる調剤基本料の注5に規定する施設基準に適合しているも のとして地方厚生局長等に届け出た保険薬局において、糖尿病患者であって、別に厚生労働大臣が定めるものに対して、患者若しくはその家族等又は保険医療機関の求めに応じて、当該患者の同意を得て、調剤後も当該薬剤の服用に関し、電話等によりその服用状況、副作用の有無等について当該患者に確認し、必要な薬学的管理及び指導(当該調剤と同日に行う場合を除く。)を行うとともに、保険医療機関に必要な情報を文書により提供した場合には、調剤後薬剤管理指導加算 として、月1回に限り30点を所定点数に加算する。この場合において、区分番号15の5に掲げる服薬情報等提供料は算定できない

注11 区分番号15に掲げる在宅患者訪問薬剤管理指導料を算定している患者については、当該患者の薬学的管理指導計画に係る疾病と別の疾病又は負傷に係る臨時の投薬が行われた場合を除き、算定しない

注12 薬剤服用歴管理指導料の3に係る業務に要した交通費は、患家の負担とする。

注13 別に厚生労働大臣が定める保険薬局において、注1、注2又は注3に掲げる指導等の全てを行った場合には、注1、注2及び注3の規定にかかわらず、薬剤服用歴管理指導料の特例として、処方箋受付1回につき、13点を算定する。この場合において、注4から注10までに規定する加算は算定できない

※各指導加算についてはそれぞれのぺージにまとめてあります。


疑義解釈(令和2年)

その1
【薬剤服用歴管理指導料】
問7 患者が日常的に利用する保険薬局の名称等の手帳への記載について、患者又はその家族等が記載する必要があるか。
(答)原則として、患者本人又はその家族等が記載すること。

問8 手帳における患者が日常的に利用する保険薬局の名称等を記載する欄 について、当該記載欄をシールの貼付により取り繕うことは認められるか。
(答)認められる。

問9 国家戦略特区における遠隔服薬指導(オンライン服薬指導)については、 一定の要件を満たせば暫定的な措置として薬剤服用歴管理指導料が算定できることとされていた。令和2年度改定により、この取扱いはどうなるのか。
(答)国家戦略特区におけるオンライン服薬指導についても、薬剤服用歴管理指導料「4」に基づき算定するものとした。なお、国家戦略特区における離島・ へき地でのオンライン服薬指導の算定要件ついては、服薬指導計画の作成を求めないなど、一定の配慮を行っている。 また、これに伴い、「疑義解釈資料の送付について(その 19)」(令和元年 12 月 26 日付け事務連絡)別添の問1は廃止する。

その5
問4 薬剤服用歴管理指導料の4(オンライン服薬指導)の算定要件・施設基準にある「関連通知」とは具体的に何を指すのか。
(答)「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 等の一部を改正する法律の一部の施行について(オンライン服薬指導関 係)」(令和2年3月 31 日付け薬生発 0331 第 36 号厚生労働省医薬・生活衛 生局長通知)を指す。
 2018/01/20

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