地域支援体制加算

地域支援体制加算について


H30年度調剤報酬改定

基準調剤加算(32点)が廃止され、新たに地域支援体制加算(35点)が新設

2018.8.31追記
※経過措置(プレアボイドの報告)に関する通知内容はこちら


概要

地域支援体制加算 35点 (調剤基本料に加算)

告示:調剤報酬点数表 別表第三

区分00 調剤基本料

注4 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等 に届け出た保険薬局において調剤した場合には、地域支援体制加算として、所定点数に35点を加算する。


詳細

告示:特掲診療料の施設基準等の一部を改正する件(抜粋)

(1) 地域医療に貢献する体制を有することを示す相当の実績があること。※

通知:特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて(抜粋)

※地域医療に貢献する体制を有することを示す相当の実績の基準1年に常勤薬剤師1人当たり、以下の全て(①~⑧)の実績を有すること。

①夜間・休日等の対応実績 400回
②重複投薬・相互作用等防止加算等の実績 40回
③服用薬剤調整支援料の実績 1回
単一建物診療患者が1人の場合の在宅薬剤管理の実績 12回
⑤服薬情報等提供料の実績 60回
⑥麻薬指導管理加算の実績 10回
⑦かかりつけ薬剤師指導料等の実績 40回
⑧外来服薬支援料の実績 12回

※新規届出時は届出前1年の実績、それ以降は前年3月~当年2月までの実績により毎年度適応


(2) 患者ごとに、適切な薬学的管理を行い、かつ、服薬指導を行っていること。

(3) 患者の求めに応じて、投薬に係る薬剤に関する情報を提供していること

(4) 一定時間以上開局していること。

(5) 十分な数の医薬品を備蓄していること。

(6) 適切な薬学的管理及び服薬指導を行うにつき必要な体制及び機能が整備されており、患者に対し在宅に係る当該薬局の体制の情報を提供していること。

(7) 当該保険薬局のみ又は当該保険薬局を含む連携する近隣の保険薬局において、24時間調剤並びに在宅患者に対する薬学的管理及び服薬指導を行うにつき必要な体制が整備されていること。

(8) 当該地域において、在宅療養の支援に係る診療所又は病院及び訪問看護ステーションとの連携体制が整備されていること。

(9) 当該地域において、他の保健医療サービス及び福祉サービスとの連携調整を担当する者との連携体制が整備されていること。

(10) 当該保険薬局以外の医療従事者等に対し、医薬品に係る医療安全に資する情報の共有を行うにつき必要な体制が整備され、一定の実績を有していること。

(11) 特定の保険医療機関に係る処方箋による調剤の割合が8割5分を超える場合にあっては、当該保険薬局において調剤した後発医薬品のある先発医薬品及び後発医薬品を合算した規格単位数量に占める後発医薬品の規格単位数量の割合が5割以上であること。

(12) 区分番号00の1に掲げる調剤基本料1を算定している保険薬局については、下記の基準(①~③)を全て満たすこととし、(1)を適用しない

麻薬及び向精神薬取締法(昭和二十八年法律第十四号)第三条の規定による麻薬小売業者の免許を受けていること。
在宅患者に対する薬学的管理及び指導について、実績を有していること。
かかりつけ薬剤師指導料又はかかりつけ薬剤師包括管理料に係る届出を行っていること。




通知:特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて(抜粋)

第 92 地域支援体制加算
1地域支援体制加算の施設基準

(1)実績に関して
調剤基本料1を算定する薬局の場合、(イ)~(ハ)全てを満たす
(イ)麻薬小売業者の免許を取得し、必要な指導を行うことができること。
(ロ)直近1年間に在宅患者訪問薬剤管理指導料、居宅療養管理指導費又は介護予防居宅療養管理指導費の算定実績を有していること。→回数指定なし
(ハ)かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料に係る届出を行っていること。


調剤基本料1以外を算定する薬局の場合(イ)~(ヌ)全てを満たす
(イ)時間外等加算夜間・休日等加算に規定する加算の算定回数が合算して計400回以上である。
(ロ)居麻薬管理指導加算かかりつけ薬剤師包括管理料を算定している患者に対し、これに相当する業務を実施した場合を含む。)が合算して計10回以上である。
(ハ)重複投薬・相互作用等防止加算、在宅患者重複投薬・相互作用等防止管理料、かかりつけ薬剤師包括管理料を算定している患者に対し、これに相当する業務を実施した場合を含む。)が合算して計40回以上である。
(ニ)かかりつけ薬剤師指導料、かかりつけ薬剤師包括管理料の算定回数が合算して計40回以上である。
(ホ)外来服薬支援料の算定回数、かかりつけ薬剤師包括管理料を算定している患者に対し、これに相当する業務が12回以上である。
(ヘ)服用薬剤調整支援料、かかりつけ薬剤師包括管理料を算定している患者に対し、これに相当する業務が1回以上である。
(ト)在宅患者訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急時等共同指導料、居宅療養管理指導費又は介護予防居宅療養管理指導費について単一建物診療患者が1人の場合の算定回数が合算して計12回以上である。
(チ)服薬情報等提供料、かかり薬剤師指導料又はかかりつけ薬剤師包括管理料を算定している患者に対し、これに相当する業務が60回以上である。
(リ)(イ)から(チ)までに示したのかかりつけ薬剤師指導料又はのかかりつけ薬剤師包括管理料を算定している患者に対し、相当する業務を実施した場合を合計する場合には、薬剤服用歴の記録に詳細を記載するなどして、当該業務を実施したことが確実に遡及できるものでなければならないこと。
(ヌ)(1)における常勤薬剤師数は、届出前3月間の勤務状況に基づき、以下の①及び②により小数点第二位を四捨五入して小数点第一位まで算出する。
当該保険薬局における実労働時間が週32時間以上である保険薬剤師は1名とする。
当該保険薬局における実労働時間が週32時間に満たない保険薬剤師については、実労働時間を32時間で除した数とする。

(イ)から(チ)までの基準を満たすか否かは、当該保険薬局における直近1年間の実績が、常勤薬剤師数を(イ)から(チ)までの各基準に乗じて得た回数以上であるか否かで判定する。

※調剤基本料1を算定する薬局向けの在宅の実績、それ以外の基本料を算定する薬局向けの「地域医療に貢献する体制を有することを示す相当の実績」は、前年の3月1日から当年2月末日までの実績をもって施設基準を満たすかを判断し、当年4月1日から翌年3月末日まで所定点数を算定できる。この場合の常勤薬剤師数は、前年12月1日から当年2月末日までの勤務状況に基づき算出する



告知(2)~(11)の具体的内容=通知の(2)~(25)
1200品目以上の医薬品を備蓄していること。
・24時間調剤及び在宅業務に対応できる体制。(今までと同じ)
・初回に文章による連絡先等の提供(今までと同じ)
・地方公共団体、保険医療機関及び福祉関係者等に対して、24時間調剤及び在宅業務に対応できる体制に係る周知を自ら又は地域の薬剤師会等を通じて十分に行っていること。
・開局時間は、平日は1日8時間以上土曜日又は日曜日のいずれかの曜日には一定時間以上開局し、かつ、週45時間以上開局していること。
管理薬剤師の要件(ア~ウをすべて満たす)
 5年以上の薬局勤務経験があること。
 当該保険薬局に週32時間以上勤務。
 当該保険薬局に1年以上在籍。
・在宅患者訪問薬剤管理指導を行う旨の届出、対応ができる体制。
・在宅患者訪問薬剤管理指導に必要な研修等を受けさせ、薬学的管理指導計画書の様式をあらかじめ備えるなど、在宅患者に対する薬学的管理指導が可能な体制を整備
・在宅患者訪問薬剤管理指導を行っている旨の掲示(薬局内外)。
・研修実施計画を作成の作成と実施
・PMDAメディナビに登録し、安全情報等収集
・患者のプライバシーに配慮した構造(パーテーション等)
一般用医薬品を販売していること。
・地域住民の生活習慣の改善、疾病の予防に資する取組を行うといった健康情報拠点としての役割を果たすこと。
・健康相談又は健康教室を行っている旨の掲示(薬局内外)
・医療材料及び衛生材料を供給できる体制。
・在宅療養の支援に係る診療所又は病院及び訪問看護ステーションと円滑な連携ができるよう、あらかじめ患家の同意が得られた場合には、訪問薬剤管理指導の結果、当該医療関係職種による当該患者に対する療養上の指導に関する留意点等の必要な情報を関係する診療所又は病院及び訪問看護ステーションの医師又は看護師に文書(電子媒体を含む。)により随時提供していること。
・当該地域において、他の保健医療サービス及び福祉サービスとの連携調整を担当する者と連携していること。
薬局機能情報提供制度実施要領の4(2)①の都道府県が定める期日の前年1年間(1月1日から12月31日)に、疑義照会により処方変更がなされた結果、患者の健康被害や医師の意図した薬効が得られないことを防止するに至った事例を提供した実績を有し、「薬局機能に関する情報の報告及び公表にあたっての留意点について」に基づき、薬局機能情報提供制度において「プレアボイド事例の把握・収集に関する取組の有無」を「有」としていること。※1
副作用報告に係る手順書を作成し、報告を実施する体制を有していること。※2
・集中率85%以上の場合は後発品使用率50%以上。

※1 平成31年3月31日までは免除
※2 平成30年9月30日までは免除

 2018/01/20

関連記事